部屋別間取りのポイント
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1、リビング:明るく快適な家族が集う場所に
団らんの中心としてもっとも居心地のいい場所にしたいところ。
できるだけ上の階に設け、吹き抜けやロフトなどと組み合わせれば立体的な空間としても広がりが出ます。
天井いっぱいまでの大きな窓を壁面に設け、吹き抜けの上部にトップライト(天窓) やハイサイドライト(高窓) を設けることで、採光や煙突効果による通風も期待できます。
L.D.Kをひとつの空間として、ダイニングやキッチンとして、ダイニングやキッチンとの連動性を考えると、ダイニングの向きやキッチンのタイプなど、家族構成と暮らし方により関係性も変わるので、じっくり考えたいところです。 -
2、ダイニング・キッチン:使い勝手とコミュニケーションで考える
ダイニングはリビングとともに、家族団らんの場所。
キッチンは主婦の城だけに、使い勝手がいちばんですが、対面式ならリビングやダイニングにいる家族の様子もわかるし、コミュニケーションもとれるので最近の主流です。
対面式キッチンのカウンターに直接テーブルを造作すれば、奥さまが料理しながら、食事をしている家族との会話もできます。
流し台やガス台をつけた力ウンターを両面から使えるようにしたアイランド式はダイニングテーブルと連動させることもでき、よりリビング色が強くなるので、さらに家族間のコミュニケーションがとりやすくなります。ただし換気法を考えないと、LDKにニオイが充満、なんてことになるので注意です。
独立型のキッチンは収納などが充実し、ニオイや音もシャットアウトできますが、暗く閉鎖的な空間にならないよう、通風と採光に配慮したいものです。 -
3、寝室:将来に配慮しながらプライバシーを重視
たいていは家の奥に設けるのが夫婦の寝室。窓を設ける場合は、窓の位置を隣家とずらすなどの配慮が必要です。クロゼットを壁際に配すれば防音対策にもなります。
また家の中では隣室や上下の部屋からもプライバシーを確保したいところ。
クロゼットを隣室の間に配する、寝室のスベースに余裕があるなら入り口と奥のベッドとの間に収納家具や間仕切りを配するなどしましょう。
将来の高齢化を考えて、トイレ、洗面室、浴室などは近くにあってもいいでしょう。 -
4、子ども室:家族と常にふれあう場所にしておきたい
基本は「成長に応じた部屋」。幼いときは子どもも親と一緒にいたがるので、リビングやダイニングの一角を専用のコーナーとし、少し大きくなってきたら専用のスペースを与えます。兄弟がいるなら、長子が思春期になるまでは同じ部屋とし、その後移動できる間仕切り収納などで部屋を仕切るなどして個室化します。将来を想定して事前に扉を2ヶ所設けておいたり、電気の配線なども行っておくこと。
図と写真は、家族が集まるリビングに子ども室を隣接させた例。スタディコーナーは勉強やPCなど、家族が共有する場所で、子ども室はこもって勉強したり、収納を備えたスペース。親の目が届くところで勉強もするので、小さいときは教えてあげることもでき、家族のコミュニケーションが円滑にとることができる。 -
5、サニタリー:浴室は温度差をなくして快適に
いわゆる「水廻り」はキッチン周辺に設けると、台所仕事のかたわらに洗濯ができたりと家事の効率が上がります。また配管スペースもまとめることができるので、経費削減です。
高齢の親世帯の場合、浴室を寝室のそばに設けると、冬の寒い日などにすぐ移動できて重宝します。老若問わず、浴室や洗面室などは、ほかの部屋とくらべると寒いことが多くなるので、暖房機能などを入れて温度差を解消しておくと快適に過ごせます。
入り口の段差などはできる限り排しておき、必要に応じて手すりなどをつけておけば転倒などの家庭内事故を防げます。
トイレは可能であれば各階に設けたいもの。リビングのそばだと音が気にならないよう、トイレの前に前室をつくる感覚でパウダールームを設ければ来客時にも安心です。 -
6、玄関・廊下・階段:来客に最初に見られることを意識して
「玄関は家の顔」と言われるように、重要な場所。 小さなテーブルやベンチを置いて来客を迎えるウエイティングスペースにするなど、個性を出せる場所でもあります。 道路から玄関までのアプローチやポーチなども住む人らしさを出せるので、インテリアと同様に工夫してみては如何でしょう。 -
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