15坪の施工例:ルーフバルコニーで開放的な暮らしが叶う都市型木造3階建て住宅。
アウトドアリビングでもう一つの理想のくつろぎ空間を。

お客様のご要望
6月下旬からの酷暑の中、「木造3階建て狭小住宅」が完成しました。
弊社は、首都圏を中心とし、狭小地・変形地・旗竿地・段差地・等々の敷地条件に特化したエキスパートです。敷地面積も20坪前後を対象とし、防火エリアを含めた「木造耐火住宅」にも対応できる「設計・施工一環」とした住宅会社です。
さらに敷地面積が15坪前後の土地になると木造3階建て住宅も多くなり、施工実績も豊富です。木造でありながら地震対策や強風対策に配慮した制振工法(※MER油圧ダンパー)を標準装備したハイスペック「制振工法」を採用しております。
※MER油圧ダンパーは、地震の揺れを吸収して建物の損傷を防ぐ木造住宅用制振ダンパーです。ヤマハモーターハイドロリックシステムとの共同開発で、ヤマハの油圧技術を応用しており、揺れ始めから瞬時に効果を発揮し、建物のねじれに対応する「クロスピン構造」や、オイル漏れ・劣化のないメンテナンスフリーの「シングルチューブ構造」が特徴です。
今回の施工事例は「資産運用」の段階を追った事例のご紹介です。
北区王子にお住いのKi様は、数年前から築数十年の戸建て住宅のお建替えを検討されていました。そこで、地元の不動産業者に相談された結果、相続税を含めた資産運用として、現在の土地活用を進められたそうです。
現在お住まいのお土地(35坪)の約半分を分筆売却し、その費用で「終の棲家」のお建替えを検討・構想を立てられたとのことです。
さらに分筆後の間口が≒4m強で、奥行きが11m強の細長い狭小地となるため、狭小住宅を得意とした専門建築会社もご検討され、不動産業者からの紹介業者とは別に、Ki様ご自身も、狭小地を得意とする住宅会社をホームページで検索されたことが、弊社と関わるきっかけとなったそうです。
その最大のきっかけは、K⁺ArchitectのKo代表の電話対応の第一印象だったとのことです。他社と比べて、技術力の自信に満ちた的確な対応に大変好感をもったとのことでした。さすがに経験豊富ということもあり、現地調査はさることながら、設計の流れから予算配分までを一貫して対応したいただき、終始寄り添ってもらった対応には大変好感をもったとのことだそうです。
さらに感心したことは、「設計・施工・現場管理等に関しても一貫」した対応で、すべてを代表でありプロデューサーのKoさんの総合プロデュースで一本化した管理体制に頼もしさを感じたそうです。
また、デザイン感性に対しては、専属のインテリアコーディネータのMoさんのサポートがあり、女性ならではのセンスに魅了されたとのこと。施主であるKi様の好まれるシックなペールトーンを含め、カラースキーム&コーディネートの価値観もマッチングし、共有できる感性の大切さを痛感されたとのことでした。
施主のKi様は竣工時から度々現場に足を運び、6月下旬から7月~8月の猛暑の中での作業には感服したそうです。特に現場監督のSeさんや、棟梁のHaさんの仕事ぶりには感動されたそうです。さらに節目節目の現場立会に関しても代表でありプロデューサーのKoさんも逐次立ち合いながらの現場には、会社の一貫した協調対応力の素晴らしさにも感心されたとのことでした。
間取り詳細
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北側前面道路6m幅員に面して建つ3階建て住宅外観のデザインは極力全体をシンプルかつマッシブにまとめ、大面積に映える外観を創り出すことができました。ダイナミックであたたかみのある窯業系サイディング(1時間準耐火)を採用。岩肌の自然な風合と幅の細い石積み柄が、繊細な表情に温かさを与えてくれます。貼り分けの配色もベージュ系とオフホワイト系の2種類のツートーンの組み合わせとし、落ち着きと安定感を与えています。
さらに今回採用された窯業系サイディング(親水アクリルシリコンクリヤー塗装外壁材)は、外壁のメンテナンスが考慮され、色あせを防ぐパワーコートに、雨で汚れを洗い流す親水性をプラスされた優れものです。 -
2階:ダイニング・キッチンダイニング・キッチンは採光・通風を考慮し、息子さんとの共有スペースとして2階に配してあります。ダイニング空間と配膳カウンターを介して対面型とし、開放感のあるキッチンです。
機器としては、リクシル キッチン ESシリーズを採用。スリムな人口大理石のワークトップは、キッチンを引き立てるシャープなデザインです。
上位機種でしか選べなかった憧れのシンクで、立体構造のプレートで、調理も後片付けも効率よくこなせるように工夫されています。
キッチン機器の本体扉は魅力ある立体感のあるダークな木目柄を採用。リアルな質感が空間をより上質に演出してくれます。
キッチン背面はタイル貼り調にし、カフェ風のインテリアに演出してくれます。 -
2階:畳コーナー2階には約5帖の方形の畳を敷き詰めた畳コーナーが設けてあります。
畳コーナーと和室との大きな違いは、壁やふすまなどで空間がはっきりと区切られている部屋ではないという点です。ベランダから取り込んだ洗濯物を畳んだり、アイロンをかけたりと、家事スペースとしても畳コーナーは重宝します。床に直接座って行う作業の場合、足への負担もフローリングと比べ穏やかです。年に数回程度の使用のためにわざわざ個室を設けるのはもったいないなと考える場合、畳コーナーは普段は多目的なスペースとして利用しつつも、いざという時には寝室としても使えるのが重宝です。
空間の造りとしては、天井にはダウンライトを配し、演色性に拘りました。方形畳のおさまりを考慮した方形畳の見切りの床板を同面に貼ることで和の雰囲気が醸し出されています。
さらに床板上部の壁は濃いモスグリーンの配色で空間に和のテイストが演出されています。
施工概要
- 所在地
- 東京都北区王子
- 家族構成
- 2人家族(母親と息子)
- 基礎
- 鉄筋コンクリートベタ基礎
- 構造・工法
- 木造在来軸組み制振工法
- 規模
- 3階建て
- 敷地面積
- 50.55㎡(15.13坪)準防火地域
- 建築面積
- 33.33㎡(10.10坪)
- 延床面積
- 91.90㎡(27.84坪)
- 床面積
- 1階 32.08㎡(9.72坪)
2階 30.43㎡(9.22坪)
3階 26.08㎡(7.90坪)