狭小住宅施工例

21坪の施工例:「ハーフ吹抜けとアティックのある可愛い木造2階建ての家」

21坪の施工例:「ハーフ吹抜けとアティックのある可愛い木造2階建ての家」 A様はエアデール・テリアが大好きで、テリア犬種をメインに出張トリミングのお仕事をされています。そのA様は、注文住宅を建てることが長年の夢でした。幸いにもお知り合いのO様から直々にA様を我社T&Wへご紹介を頂いた次第です。
T&WでゼネラルマネージャーのKさんがA様をご担当させて頂くことになり、KさんのA様に親身によりそった的確でスピーディーなサポートにより、念願の夢を叶えることができたとのことです。

間取り詳細

  • 狭小敷地
    A様は、西東京エリアを中心に計画予定地をお探しでしたが、幸にも不動産情報で東京都府中市に念願の候補地を得ることができました。その候補地は府中市小柳町で、多摩川に近く、多摩川緑地、小柳公園、小柳散歩道などが整備され、春になると多摩川沿いは美しい桜並木と化す緑が多い閑静な住環境です。さらに交通の便にも恵まれ、西武多摩川線の競艇場前駅から徒歩3分圏内でした。
    幅員4mの道路が南側に面し、間口が≒6m、奥行が≒11mで、面積は≒21坪の間口の狭い狭小地です。都市計画で指定される火災を防止するために比較的厳しい建築制限を受ける「準防火地域」です。
    用途地域は「第一種低層住居専用地域(60/100)」です。木造3階建ての計画案もありましたが、第一種高度地区(5.0+0.6A)で斜線制限が厳しく、斜線をギリギリでクリアさせて、収納スペースであるロフトスペース(小屋裏収納)を確保したロフト階+木造2階建て住宅にすることにしたとのことです。
  • 外観デザイン
    外観はロフト階をもつ2階建てで、屋根はシンプルな片流れとし軽量性と耐久性に富み、街並みにも美しく映えるアイリッシュグリーンのカラーベストコロニアル葺きです。
    外壁はA様のお好みのシックで落ち着きのある北欧風のペールトーンで、ラスティグリーンの色調としました。本物の古木を型取りした繊細な木肌で、厚みの不揃い感を再現した板張り(横羽目)に見せた耐候性(親水性フッ素塗装)のある窯業系防火サイディングが採用されています。
    玄関ドア―はエクリュアイボリー(防火戸:木目調)のクラシカルな曲線が印象的な採光部のデザインで、鍛鉄鋳物と錆風塗装でアンティークなイメージが印象的です。
  • 玄関ホール
    1階の玄関ホールは、グレーッシュ ホワイトをベースに、ホール正面奥にはシックなトゥルーグレーのシンプルな建具(ドア)をアクセントにまとめられています。
    玄関の三和土(タタキ)はナチュラルなサンドベージュカラーで、滑りにくく汚れが落としやすい「マイクロガード仕様」のリクシル(LIXIL) 床タイル「グレイスランド」300角張りです。
    右側の玄関収納(シューズボックス)高さを利用した大容量のロッカータイプで、キャビネットを壁に固定して、足元を浮かせた納まりです。閉塞感がなく広がりのあるモダンな印象です。
    上がり框(カマチ)から廊下のフローリングは天然木が持つ樹種ごとの質感をリアルに表現したナチュラルホワイト仕上げの床材で、爽やかで温かみのある玄関ホールです。
  • 1階北側 多目的クローゼット
    木目調壁紙の独特の不規則な山形や波模様の「板目(いため)」タイプを採用しました。さらに周囲に配する家具と壁紙とで木目の出方を揃えると、統一感が生まれるように工夫されています。
    例えば、書斎テーブルの天板が「板目」だった場合、壁紙も揃えて「板目」にといった手法もあります。他に、節(ふし)の出方もデザインのひとつです。節とは木材の幹が太くなる過程で、枝が木に包み込まれてできるものです。写真は「節ありの板目柄」を採用し、横貼りとし、横方向への広がりを大切にし、インテリアを広く見せる視覚効果を得ることができました。
  • 2階:LDK(リビング・ダイニング・キッチン)
    2階には、日常生活を明るく過ごすことを最優先にした、リビング・ダイニング・キッチン(L・D・K)をメインに配置してあります。
    上部はグルニエとも呼ばれる、小窓をもつ明るいアティックルーム(屋根裏部屋)が設けられています。余剰空間を内部から利用することができ、ロフト・アティックとも言われ、収納スペースとしての利用が可能です。なお面積は接する階の2分の1以下で、天井高は1.4m以下です。さらに小屋裏に出入りするためのハシゴは、固定式でないことなどが建築基準法で定められています。
  • アティックルーム(屋根裏部屋)
    アティック(屋根裏)とつながる上部の勾配天井の最上部は3.5mの高さを得ることができ、開放感のある「ハーフ吹抜け」が魅力です。
    さらにインテリアはパステルカラーの色調がお好みのA様は、対面型のキッチンはカウンター越しの背面を爽やかな「ミントグリーン」でアクセントをつけたカラーコーディネートが素敵です。
    全体のイメージは、爽やかで温かみのあるパステルカラーの色づかいで、木質系のナチュラル素材との組み合わせが、北欧テイストのデニッシュモダンの温かみがある快適なインテリアを感じさせてくれます。
  • 2階北側寝室
    2階北側寝室のインテリアもアクセントウォールの爽やかな「ミントグリーン」を基調にしたカラーコーディネートです。全体のイメージは、爽やかで温かみのあるパステルカラーの色づかいです。床のフローリングは、古くからあるミルクペイントのカラーリングを表現したデザインの組み合わせです。
    手作り感のある柔らかなホワイトが懐かしさを感じる空間に演出され、素朴でクラシカルな温かみがあるインテリア空間になっています。
  • 制振装置(MER System )耐震 +「制振」 の技術
    直接目に見えなくなる構造部分の性能面では、耐震性能はもちろんのこと、さらにプラスαとして、我社T&Wの特徴で強みでもある木造専用の制振装置「油圧ダンパー」MER System クロスタイプの設置です。
    我社T&Wのグループ会社である日本制振システムが技術提携した油圧技術メーカーのヤマハモーターハイドロリックシステム製のサスペンションの技術+モーターボートなどのマリン製品の防錆技術が注ぎ込まれている制震ダンパーです。精緻な構造計算を採り入れ、適正カ所に設置。さらにコンクリートベタ基礎部分には「MERSystem ベースタイプ」を併用設置。
    揺れ始めから瞬時に制震の効果を発揮し、大きな揺れの領域でも大きな減衰力をそのまま維持する「バイリニア特性」をもち、建物に伝わる地震(風) エネルギーを48%吸収軽減してくれる油圧ダンパーで、安全・安心の「筋肉質の家づくり」となっています。

施工概要

所在地
東京都府中市小柳町
家族構成
3人家族(一世帯)
基礎
鉄筋コンクリートベタ基礎
構造・工法
木造在来軸組み制振工法
敷地面積
70.79㎡(21.45坪)
建築面積
37.26㎡(11.25坪)
延床面積
70.80㎡(21.37坪)
床面積
1階:33.53㎡(10.16坪)
2階:37.26㎡(11.29坪)
小屋裏収納:8.28㎡(2.50坪)
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