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『全ては独学から』

2012.08.26

チーフデザイナーの千北 正(チギタ タダシ)です。
私が学生時代から興味をいだいた建築家のひとり、ル・コルビュジェ(Le Corbusier:1887年10月6日〜1965年8月27日、スイスで生まれ、フランスで主に活躍した建築家。本名はシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ=グリCharles-Edouard Jeanneret-Gris)のことを思い出します。
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彼の建築における大変エネルギッシュで、既成にとらわれない、発想力に興味を持ったのは、大学時代でした。大学を卒業後、研修旅行で、フランス、パリから列車に乗り、サヴォワ邸を見学したことは、感動でした。
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もともと彼は、建築の学校ではなく、スイスの装飾美術学校で、時計職人(文字盤のデザイン)を目指しています。そして、装飾美術学校の先生のすすめもあり、建築に興味を持ち始めます。まだ10代後半の頃でした。 彼の初期の作品は、比較的自然を題材とした幾何学的な装飾デザインでした。が、徐々に、ギリシャのパルテノン神殿を始め、多くの有名古典的建築物を観てまわる旅行をしながら、多くのデザイン・ボキャブラリーを増やし、当時、時代の先端であった大型客船等からもデザインを引用しています。彼は「住宅は住むための機械である」と明言し、センセーションまき起こしました。その内容は、彼の執筆となる多くの書物も残しています。特に、「建築をめざして」、「伽藍が白かったとき」、「輝く都市」等は有名です。因みに、彼は、建築は独学なのです。(現代の日本の建築家、安藤忠雄 氏も彼の影響を強く受けています。氏もまた建築は独学です。)彼の造形センスは、光と影や、比例構成をはじめとした、普遍的な美しさをもとめていたように思います。古典的建築物からも、美的プロポーションの典型(黄金比)をベースに、人間の身体スケールに重ねあわせた、モデュロールを考案しました。自らの普遍的法則性を求めたかったのでしょう。彼は、建築にだけにとらわれず。多くの絵画作品や彫刻作品も遺しています。
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その、創作的エネルギーと、ボキャブラリーは、建築設計にまで引用され、独創的な造形を生み出し、日本の有名建築家、坂倉隼三 氏、前川國男 氏、吉阪隆正 氏、や丹下健三 氏、等にも多大な影響を与えています。コルビュジェは、自分が信じるものが正しいと思う、直截で直感的信念(行為的直観)を死ぬまで貫いた人です。

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