sasaki ブログ

毎週地震の話ですみません

2011.03.25

プロデューサーの佐々木です。
今、関心が高い事にどうしてもなってしまいますが、地震関連の話です。
この度の地震で被災され、命に関わってしまった方やそのご親族の方々には謹んでお悔やみ申し上げます。
私の実家は仙台市青葉区で現在両親だけが住んでおります。内陸は比較的被害が少なく、それこそ発生当時は大変心配しましたが、現在はライフラインの復旧を待つばかりになっていると聞いております。当日仙台市は震度6の揺れで、最初に思った事は家屋の倒壊を懸念しました。私の実家は平成5年築の木造2階建て、和瓦を載せた建物です。建物は耐震構造で、現在注目されている免震構造や制震構造の本当に出始めだった頃と記憶しております。地震の強さを示すマグニチュードやガルは大変高い数値でありましたが、以外と地震だけでの影響で倒壊などの被害は少なかったのではと感じました。
昭和53年6月12日に発生しました、宮城県沖地震(震度5、マグニチュード7.5)の時も経験しており、あの当時の建物倒壊被害と比べれば耐震政策が実を結んだ結果とも言えると思います。現在建築基準法の耐震最低数値であり、住宅性能の構造の安定1のレベルは震度5となっております。費用をかけて構造を強くする事も安心に繋がる保険みたいなものですが、耐震基準だけの偏りは限界があると思いました。耐震構造物を免震や制震で補い、被害を最小限に食い止める事が、今後の家づくりのテーマになるものと確信いたします。
誰しも記憶から無くなる事のない大災害であり、様々な問題に波及しておりますが、被災の影響が少なかった人達の協力で復興できると信じて止みません。

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