sasaki ブログ

今と昔

2010.11.02

ティーアンドダブリューでプロデューサーをやっております佐々木と申します。
公私ともに「ブログ」に書き込みをすること自体初めてで、この手順で良いのかと恐る恐る書いております。
現在携わっておりますこの住宅業界に足を踏み入れ、早24年が経とうとしております。この「ブログ」という仕組みもそうだと思いますが、ITの目覚ましい発展にこの住宅業界も大きく変わりました。私が当時新入社員としてこの業界入った頃と、現在の業界で一番大きく変わった事は「設計プレゼンテーション」と思います。注文住宅はオーダー品だから完成品を確認できないことが常識でした。それを「CG」にて疑似体験できる現在、施主様方も大半完成想像が付く事ができます。昔はカラーコピーすらメジャーでは無く(僅か20年前位ですが・・・)表現方法は2次元の平面図、立面図などの図面と、設備メーカーカタログの切り貼りをボードに貼り付けて表現することで精一杯でした。今になって思えば時間もかかる。労力も掛かる。しかし、ご検討を頂いている有難さ、そして何とか一生のお付き合いをさせて頂きたい一心で、そんなことを思い巡らせながら2日も3日も掛けて作っていた記憶があります。(出来上がりは糊の指紋付きで悲惨なものでした)
現在、表現方法が各社画一化し、且つ手間が掛からない分の「思い入れ」が表現されない中で、逆に判断基準を「商品」として施主様に捉えさせてしまう事が、「販売第一」の業界に成り下がってしまった要因ではないかと感じさせます。
昔にあって、今乏しい物。それは「真心の共有」ではないでしょうか。
住宅は買ったら失敗、建てたら成功の定説を今後も貫き、まだまだ勉強して行く所存です。

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